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ウィリアム・フォークナーのまとめ
ウィリアム・カスバート・フォークナー(William Cuthbert Faulkner, 1897年9月25日 - 1962年7月6日)は、アメリカの作家・詩人。1897年、ミシシッピ州ニュー・オールバニーで、4人兄弟の長男として生まれる。本名の綴りはFalknerである。第一次世界大戦復員後、シャーウッド・アンダーソンと知り合い、彼の援助をもらって詩集『大理石の牧神』、小説『兵士の報酬』を発表。以後はミシシッピ州オックスフォードにて『響きと怒り』、『サンクチュアリ』、『八月の光』、『アブサロム、アブサロム!』、『野生の棕櫚』など架空の土地ヨクナパトーファ郡を舞台とする作品を発表。
アメリカ南部の暗い情念を実験的技法で描写。1940年代までは本国でよりもサルトルらによってフランスで高く評価された。国外での絶賛を受ける形でアメリカ国内でも評価が高まるようになり、晩年にはピューリッツァー賞と全米図書賞をそれぞれ2回ずつ受賞している。1949年にノーベル文学賞を受賞。
映画監督のハワード・ホークスは親友であり、彼の監督作品『脱出』、『三つ数えろ』などの脚本はフォークナーが手掛けた。
日本での知名度は、ライバルだったヘミングウェイには及ばないが、実際にはジェイムズ・ジョイス、マルセル・プルースト、フランツ・カフカ、サミュエル・ベケット、トマス・ピンチョンらと並ぶ20世紀文学の巨人である。時代、国を問わず、後世の膨大な数の作家に影響を与えており、その中には、トニ・モリソン(アメリカ黒人の最初のノーベル賞受賞作家)、ガブリエル・ガルシア=マルケス(コロンビアのノーベル賞作家)、莫言(『紅い高粱』の原作で知られる現代中国作家)も含まれる。
第二次世界大戦後の来日時においては、その大戦で負けた日本とアメリカ南北戦争で負けた彼の郷里であるアメリカ南部は似通った宿命を背負っているといい、ここ十年間に、次々と日本の新進文学者が誕生するだろうと示唆した。日本人作家でフォークナーの影響を受けた作家としてもっともよく知られるのは中上健次である。その他、井上光晴、大江健三郎もフォークナーから多大な影響を受けている。冨山房の『フォークナー全集』全27巻には、その他多くの日本作家によるフォークナーに関するエッセイが収録されている。