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イングランドサッカー協会のまとめ
ザ・フットボール・アソシエーション(The Football Association)は、イングランドのサッカーを統括する競技運営団体。略称はThe FA。1863年に創立された世界最古のサッカー協会で、このため英語の正式名称には定冠詞で称され、国名がついていない。FAはサッカーの近代ルールの策定に大きな役割を果たした。国際サッカー連盟(FIFA) と欧州サッカー連盟(UEFA) のメンバーであり、また、現在ルールの制定に携わっている国際サッカー評議会(IFAB) の一員でもある。
FAは1863年10月26日にロンドンで初めてのミーティングを持ち、それから12月までに6回のミーティングを持ってルールの作成をおこなった。このとき、一部のクラブの代表は、ボールを持って走ること、ボールを運んでいる相手にハッキング(すねをけること)、トリッピング(引っ掛けてつまずかせること)およびホールディング(おさえること)を行うことが認められなくなったことに合意できず、FAを脱退した。これらのクラブは1871年にラグビーユニオンを結成している。
FAが制定したいわゆる「近代サッカー」はその後、世界各地に普及し、イングランドが「サッカーの母国」と呼ばれるほどの貢献をしたが、その一方で1921年から1970年の約50年にわたり女子チームに対してグラウンドの貸し出しを禁ずる命令を通達し女子サッカーの普及を妨げたこと、またフランスなど8カ国により結成されたFIFAに当初は加盟せず、ワールドカップにもしばらく参加しなかったという面もある。
イングランドのサッカークラブは、すべてFAに所属している。また、サッカーイングランド代表を組織する役割を担っているほか、イングランドのトップリーグであるプレミアリーグの運営主体でもある。なお、プレミアリーグの下部に位置するフットボールリーグは独自の運営組織を持っている。
サッカーが公式なプログラムになっているにもかかわらず、近代オリンピックには単一国家(統一イギリス代表)としての出場が大原則であるため、予選時からイングランド代表ならびに統一イギリス代表は長年出場してない。これは、発祥地域の伝統的な配慮からFIFAがイングランドの他に、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4地域それぞれの加盟を承認したためである。また、イギリスのオリンピック委員会も、サッカーに関しては、国際競技団体として統一イギリス代表の組織を承認していない。しかし2012年の開催が内定したロンドン五輪では4協会が一体となった統一イギリス代表としてエントリーすることも検討したが、イングランド以外の3協会は協会の独立性が失われるとして反対したため、イングランドの単独チームとして出場することになった。<ref>1 ロンドン五輪サッカー、英代表はイングランド単独チームに YOMIURI ONLINE 2009年6月1日閲覧 </ref>